6X-06
背景点隠蔽時間に基づいた人の移動軌跡推定手法の検討
○崎 貴幸,廣森聡仁,山口弘純,東野輝夫(阪大)
Society5.0が目指す社会においては,時々刻々と変化する群集の変化やその混雑状況を把握し,人の移動を継続して把握することが求められている.混雑した状況では,ある人が別の人を覆い隠すオクルージョンが問題となっている.その一方でオクルージョンの発生は,その別の対象物そのものの存在を示すものであり,この特性に基づき対象物の移動を推定することが期待されている.本研究では,センサの計測領域内を移動する人が背景点を隠蔽する隠蔽時間をもとに,人の移動軌跡を推定する手法を検討する.人の移動軌跡と背景点の隠蔽時間の関係を数理的に定式化し,複数の背景点の隠蔽時間から人の移動軌跡を推定する手法を提示する.

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