6U-09
移動軌跡中の滞在開始時刻と滞在時間に着目した異常検知手法
○山村拓也,中島智晴(阪府大)
本研究室では,居住者のプライバシーを尊重した見守りを行えるよう,LRFを用いた高齢者見守りシステムの開発を進めている.これまでに,LRFデータから居住者の移動軌跡を獲得する手法を提案した.本研究では,その移動軌跡に対する異常検知手法を提案する.提案手法ではまず,学習用データから頻繁に滞在する場所(ベッドなど)を自動的に求める.次に,求められた滞在場所における滞在開始時刻と滞在時間に着目して異常検知する.異常検知はホテリング理論に基づいて各時刻におけるスコアを求め,そのスコアとあらかじめ決められた閾値との関係から異常かそうでないかを判定する.数値実験により,提案手法の有効性を調査する.

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