6T-08
弦楽器の物理モデルによる新奇性のある楽音生成
○城所帆昂,伊藤克亘(法大)
この研究では新奇性のある楽音を生成することを目標としている。ここでは楽音を「音程が認識しやすい」、「和音を演奏した時に音が濁るなどの違和感がない」、「演奏に合わせて音色を変化させることができる」ものとし、これらを満たすために楽器の発音機構に基づいた物理モデルを使って楽音の生成を行う。このとき、モデルのパラメータ設定を調整することで実現の難しい仮想の楽器の構造を表現する。これにより、新奇性のある楽音を生成することを考える。また物理モデルによる楽音の生成を行っているので、仮想の楽器でありながら実際の楽器のようにいろいろな奏法を表現することができる。この研究では、奏法が豊富で、かつ奏法ごとに音色が大きく異なる弦楽器を扱っていく。

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