6S-07
アームロボットのための発達的な描画学習モデルの基盤システム構築
○安村亮祐,西出 俊,康 シン,任 福継(徳島大)
本研究の目標は,Luquetの5段階の描画発達モデルに基づく、アームロボットを用いた発達的描画学習モデルの構築である.本稿では特に,1段階目のなぐり描きから3段階目の出来損ないの写実性までを対象としている.学習モデルとして,神経回路モデルRNNの一種であるMTRNNを用い,液晶タブレットを用いた実験系を構築した.なぐり描き(身体バブリング)では,ロボットのランダム動作による描画時のペン先座標と関節角系列の関係をモデルで学習する.モデル学習後,被験者が教示した図形のペン先座標系列に基づく認識・関節角系列の生成による模倣描画システムを構築した.実験の結果,基本図形の模倣描画が可能であることを確認した.

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