6L-03
MASツールを用いたTSPにおける量子アニーリングプログラムの挙動解析
○加納勇治,田中輝雄,藤井昭宏(工学院大)
量子アニーリングでは,量子の波動性と粒子性を併せ持つという特性を用いた量子効果を利用して組合せ最適化問題を解くための量子計算手法である.その実現には,量子力学に基づくデバイスを利用する必要があるが,本研究においてはマルチエージェント・シミュレーションによるソフトウェア・ツールArtisocを用いて,量子アニーリングの挙動を再現した.これを巡回セールスマン問題(TSP)に適応し,TSPの古典的アルゴリズムとして知られる2-opt法との収束過程を比較し解析した.

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