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対話ボットをベースとした行政と市民の新たなコミュニケーションチャネルの構築
○田中リベカ(京大),坂田 亘(LINE),柴田知秀,黒橋禎夫(京大),橋本泰一(LINE)
音声対話エージェントによる種々のサービスの利用が本格化し、これらの技術の社会課題解決への応用に期待が高まっている。本研究では、地域社会の活性化や行政サービスの円滑化を目指し、LINE株式会社、兵庫県尼崎市・丹波市の協力のもと、行政対話ボットをデザインした。本システムは、行政サービスに関する市民からの問い合わせに自動応答する機能を主軸とする。 行政の「よくある質問」から構築したデータベースを元に、市民の質問に対して同義表現等を考慮した検索を行う。さらに、行政からの情報発信機能や「市民の声」を受信する機能も兼ね備えた総合コミュニケーションチャネルであり、現在行政で実証実験を行っている。本稿では、行政対話ボットの構成を説明し、行政での運用の経過を報告する。

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