5ZJ-01
視線情報に基づく観光パンフレット注目領域抽出システムの試作
○佐藤 蓮,髙橋秋典,有川正俊(秋田大)
自地域の観光をアピールするために、現在でも印刷物の観光パンフレットが重要な媒体として利用されている。このパンフレット閲覧時の利用者の潜在的評価は、観光政策に対する新たな指標として期待できるが、その検討はほとんど行われていない。アンケート調査などでは、その調査内容から積極的な参加が望めないと推測される。そこで、本研究では新たな調査方法として、視線追跡デバイスを設置したデジタルサイネージを用いて、観光パンフレット閲覧時の視線追跡データから注視度の高い領域を調査するシステムを提案する。本システムは、旅行者へのサービスを向上させつつ、観光資源に対する潜在的注目度のフィードバックが期待できる。

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