5ZE-09
通信機能付きトレイルカメラを用いた野生動物適応型威嚇システムの試作と評価
○小笠原柚子,高木正則,周藤祐汰(岩手県大)
近年,全国各地で野生動物による農作物被害が深刻化している.その対策として電気柵などの動物撃退機器の設置やトレイルカメラでの監視などがある.しかし,動物撃退機器は人間にも危険であることと,繰り返し使用することによって野生動物が慣れてしまうという問題がある.また,トレイルカメラだけでは動物の種類まで特定できず適切な対策ができない問題がある.そこで本研究では,通信機能付きトレイルカメラを用いて野生動物の農地への侵入をリアルタイムに検知し,動物の種類の判別や威嚇方法の選択・実行ができるシステムを提案する.本稿では,この考え方に基づいて開発したプロトタイプシステム及び実験・評価について述べる.

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