5ZE-08
農作物の気象リスクに素早く対応できる農業モデル普及システムの開発
○野村祐一郎,南野謙一,後藤裕介,渡邊慶和(岩手県大)
近年,高温や日照不足等の様々な異常気象が発生しており,水稲をはじめとする農作物の品質の低下を引き起こしている.農業試験研究機関では,異常気象適応のための研究が行われているが,これらを活用するには,気象データの用意やシステム開発等が必要であり,地域に普及できるようになっていない.そこで本研究では,農業モデル,リスク評価ルール,警戒情報生成ルールの3つのデータにより,農業技術を定義し,それを普及させる方式を提案する.また,この3つのデータは,それぞれ追加・削除・編集を可能にすることで,汎用性を確保する.本年度は,新潟県において運用実験を行い,早期にリスクを認識し,対策をできることが実証された.

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