情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

特定の集団において、ロボットが各個人に合わせた最適なサービスの提供を行うためには、人物を識別し、その名前を把握する必要がある。これらはロボットに搭載したカメラで収集した映像を用いた人物再同定と、名前を介した情報検索を組み合わせることによって実現できる。我々はこれまでに、転移深層学習を取り入れた移動ロボットのための人物再同定に関する研究を行っている。そこでロボットに、新たに名前と外見を結びつけるための学生証読み取り機能を付加し、演習授業のTAとして取り入れる。そして、人間のTAとともに受講学生の学習を支援するシステムを提案する。実際の演習授業で行う実験により、その効果を検証する。