5ZB-01
学生への対応時間を分散化するTA支援システムの提案
○今村瑠一郎,横山裕紀,江木啓訓(電通大)
本研究では,TAによる学生への対応を,効果的に行えるよう支援するシステムを提案する.TAが配置される演習系講義では,TAに対し学生から質問が多く寄せられ,TAが対応しきれなくなる場合がある.そこで,TAの教室内の位置情報からTAが対応している学生を特定し,対応時間の記録と管理を行う.TAによる対応時間の上限を設けることで,学生の学習機会が均等になること,そして1人の学生に対する対応時間が講義時間内で分散することを目的とする.1回の対応でTAが問題の解決まで指導するのではなく,対応時間を分割して問題解決の指針やヒントを示すことに留まらせる.学生が自身で考える時間を確保して,課題を解決するための発想や試行に取り組むことを促す.

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