5X-04
農作物の状態推定のための農園環境センシングシステムの試作
○渡辺大夢,小林洋介(室蘭工大),堀江達郎(エア・ウォーター),佐藤和彦(室蘭工大)
ハウス内で植物を栽培するためには,温度・湿度・CO2濃度などの環境情報を測定し,適切な環境に保つ必要がある.また,植物が消費する水のほとんどは蒸散によるものであり,蒸散量は温度と日射量によって変化するため,環境情報から植物が必要とする水の量を求めることができる.
本研究では,環境情報を測定するためのセンサを搭載したデバイスを製作し,実際に農園で長期間測定できることを確認した.本稿では,試作したセンシングデバイスについて述べると共に,これにより収集したデータに基づいて展開する蒸散流量推定システムについて提案する.

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