5W-06
自動二輪車における頭部触覚を用いた周囲情報通知手法の提案
○山内湧太,鈴木彰真,村田嘉利,佐藤永欣(岩手県大)
自動二輪車は,事故時のリスクが高く,ヘルメットによって視界が狭まり,周囲の音も聞こえづらくなるため,周囲の情報をライダーが即時に判断できるように通知することは重要である.既存の自動二輪車における情報通知手段は,視覚による通知がほとんどであり,安全にかつ即時に通知するためには,目視による周囲の確認やスピードメータといった他の視覚情報との競合を回避することが望ましい.そこで,振動アクチュエータをヘルメットに複数取り付け,周囲にある車や人といった対象物までの距離,方角を通知する.振動強度域と適切なアクチュエータの設置位置を検討するために実験を行い,3段階の強度,4方向の方角で判別できることを示した.

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