5U-08
肥沃な土地が点在する地域のサービス社会形成過程の考察
○羽田 奏,藤田 悟(法大)
Service Dominant Logic(以下、S-D Logic)は、経済活動をサービス中心に見直す考え方である。本研究では、S-D Logicに基づき、様々な条件下での社会形態の創発についてエージェントシミュレーションによる分析を進めている。本稿では、特に点在する肥沃な土地を条件に与えた場合について、農家、漁師、商人への分化について分析を行った。サービス交換の距離を大きく取ると、中心から巨大な都市が生成される一方、サービス交換の距離を小さく抑えた実験では、中心から離れた場所に、小さな商業都市が点在して発生することが確認された。

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