5U-07
複数論点交渉問題における時系列情報を考慮した効用値推定
○細川雄太,藤田桂英(農工大)
互いに異なる選好を持つエージェント同士が合意形成を行う技術として,自動交渉が注目されている.通常,プライバシー等の観点から交渉中に互いの選好情報は公開されない.しかし,個人的ならびに社会的により良い合意を得るためには,交渉相手の選好を正確に推定することが重要となる.本研究では,既存の提案頻度を用いた推定手法を拡張し,時系列情報をふまえて効用値の推定を行う手法を提案する.交渉の時間経過とともに変化する提案の重要度を,重み付け関数によりモデリングする.提案する効用推定手法についてシミュレーション実験を行い,推定の精度及び実際の交渉におけるパフォーマンスの評価を行う.

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