5U-06
混合戦略を用いた動的内部状態を持つゲームの分析
○石見尚之,藤田 悟(法大)
先行研究において時間変化に伴う状態や複雑な環境下での意思決定を目的として、プレイヤが動的内部状態を持つゲーム理論の定式化を行った。このゲームではそれぞれのプレイヤの内部状態により利得が変化する。そのため、それぞれのプレイヤの内部状態の値によっては純戦略ゲームの範囲では戦略を一意に決定できない場合が存在し、プレイヤ数や戦略が増加した場合ではより多く見られた。そこで本論文では動的内部状態を持つゲームを混合戦略ゲームに拡張する事で最適反応戦略を導き、その最適反応戦略を用いてシミュレーションを行い純粋戦略ゲームの際と比較を行う。またパラメータやプレイヤ数などを変化させた際にどのような変化がみられるか分析を行う。

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