情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

タイプ付き提携構造形成問題とは，エージェントの能力（タイプ）を用いた特性関数の簡略表記法に基づく提携構造形成問題である．提携構造形成問題とは，あるエージェントの集合を社会的余剰が最大化されるように，いくつかの提携に分割する問題である．タイプ付き提携構造形成問題において，各提携におけるタイプ数や提携構造における提携数を考慮することは自然である．本論文では，エージェントのタイプに基づく制限付き提携構造形成問題を紹介する．また，この問題を整数計画問題として定式化し，最適化ソルバーCPLEXを用いて求解する．