5N-08
要求分析と基本設計間のトレーサビリティ確保のためのユースケース記述変換ツール
○吉野魁人,松浦佐江子(芝浦工大)
ソフトウェアの品質や保守性を高めるためには開発工程でのトレーサビリティの確保が重要である.要求分析段階におけるユースケース分析では,一般にテンプレート形式の自然言語によってユースケースを記述する.次の設計段階ではユースケース記述に基づき,シーケンス図を用いて記述内容を分析し,振舞いをクラスに割り当てる.しかし,人手による解釈の違いによってはこの振舞いの割り当てに漏れや誤りが発生する可能性がある.本研究ではアクティビティ図を用いてユースケースを記述することでその実現可能性を検証し,ユースケース記述の要素をシーケンス図の要素へ自動変換することにより,トレーサビリティを確保する手法を提案する.

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