5N-07
要求分析モデルからの状態遷移抽出による振る舞いフローの妥当性確認支援
○森田 光,松浦佐江子(芝浦工大)
要求分析では,システムを使用するユーザやサブシステムの相互関係に着目し,システムの機能要求を含む振る舞いをユースケースとして分析する.本研究では,要求分析モデルをUMLのユースケース図,アクティビティ図,クラス図を用いて定義する.その要求分析モデルの妥当性を確認するため,システムを構成しているオブジェクトの状態遷移というシステムの振舞いを別の視点から評価する.そこで,クラス図の要素を基に状態を定義し,アクティビティ図から状態に関する記述を抽出することで状態遷移を特定し,状態遷移図として出力するツールを開発する.本稿では,大学のPBL課題である荷物自動搬送システムを事例として本ツールの有効性を議論する.

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