5N-05
日本語で記述された情報システムの要求仕様書中のあいまい表現が開発範囲に与える影響に関する考察
○高橋淳也,高橋宏季,位野木万里(工学院大)
情報システムの開発において,要求仕様書の高品質化は重要である.要求仕様書において,あいまいな記述を明らかにしないまま,システム開発を行うと,本来の要求とは異なるシステムが実現され,手戻り作業の発生が考えられる.あいまいな日本語表現をパターン化し,改善方法を示す研究は多く行われている.本稿では,そのような研究成果を情報システムの要求仕様書に適用することを検討する.著者らは,既存の研究成果をもとにベテラン技術者にヒアリングを行い,あいまいな日本語表現が開発範囲にどのような影響を及ぼすかを整理した.初級技術者でも高品質な要求仕様書を記述可能とするために,整理した結果をどのように共有すべきか考察する.

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