5L-09
共役勾配法におけるダブルバッファリング利用したRDMA通信の性能評価
○出蔵英真,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
大規模科学技術計算のプログラムでは,MPI通信による並列化が利用され,特定の通信パターンが繰り返し現れ,通信時間の遅延が問題になっている.名古屋大学のFX100は,RDMA(Remote Direct Memory Access)を用いて通信データをリモートメモリに直接書き込むことで高速に通信可能なライブラリを提供している.RDMAは片方向通信であるのでデータを送信する前に同期を取る必要がある.ダブルバッファリングは2つの送受信バッファを用意すること同期を不要にすることができる.本研究では実アプリケーションへの応用としてダブルバッファリングを利用した共役勾配法を実装し性能を評価した.

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