5L-02
POWER8上でのローカルタスク協調実行を伴うタスク駆動型粗粒度並列処理
○山端大揮,岡 宏樹,吉田明正(明大)
マルチコア上での粗粒度並列処理手法として,計算プラットフォームに依存しないタスク駆動型粗粒度並列処理が提案されている.タスク駆動型粗粒度並列処理では,Java Fork/Join Frameworkを利用した粗粒度タスクのスケジューリングが導入されており,開発した並列化コンパイラにより並列Javaコードを生成する.本手法は複数階層の粗粒度タスク間の並列性のみならず,ローカルタスク(ループイタレーション集合あるいは再帰呼び出し文)間の並列性を利用することが可能である.性能評価ではベンチマークプログラムを用いて,POWER8プロセッサの12コア(SMT=8,96スレッド)により並列実行を行った.これらの結果からタスク駆動型粗粒度並列処理の有効性が確認された.

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