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唾液アミラーゼ活性測定による個性の抽出 - 認知症デイサービスにおける事例 -
○山口郁博(東大),管谷由紀子,尾方睦望(翔洋会)
唾液アミラーゼ活性の測定(ストレス評価)が認知症デイサービスにおいて対象者の個性を理解するソースの一つになることを昨年報告した。特に、A氏(レビー小体型認知症、高齢)のストレスは、デイサービスでの活動後ほぼ一定になるという他者にはあまり見られない特徴を持ち注目された。ただし、測定を行ったのは集団音楽療法においてのみであった。そこで今回、同様の評価を集団音楽療法以外のいくつかの活動において行い、新しい知見(A氏に対するより深い理解)を得たので報告する。ケア現場における唾液アミラーゼ活性測定の新しい活用法を例示するものである。

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