5H-05
環境モニタリングデータの感覚的可視化
○宮村浩子,関 暁之,松原武史,武宮 博(JAEA)
福島第一原子力発電所の事故によって放射性物質が飛散した地域では,その状況を把握するための手段が求められている.日本原子力研究開発機構では,路線バスに線量計を乗せ,日常的に空間線量率を計測し,公開している.しかし,一部の人にとっては公開データから自分の生活圏内の状況を把握するのは難しい.そこで本研究では,スマートフォンやタブレットPC等で取得した画像に,計測した空間線量データを重ね合わせて表示する手法を開発する.本手法の特徴は,数値を正確に提示する従来の情報可視化手法と異なり,感覚的に空間線量データの値を把握できるように,数値を抽象化して可視化することである.

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