5H-04
スマートウォッチ文字入力インターフェースの評価実験におけるSkill Transferの検証
○本田裕己,東條貴希,加藤恒夫,山本誠一(同志社大)
ユーザインターフェースの比較評価実験を行う際の設計として,一人が複数の対象を評価する方法と異なる人がそれぞれの対象を評価する方法がある.前者を用いる場合,一人が各対象を評価することで,直接比較による主観評価が得られる利点があるが,一方で,先に行った評価が後の他方への評価に影響を及ぼすSkill Transferが生じる可能性がある.本研究では,8名が2種類のスマートウォッチ向け日本語入力インターフェースを並行して30日間連続して用いる評価実験において,このSkill Transferが生じているかを分散分析により検証した.結果,2種類のインターフェース間で,非対称なSkill Transferが発生している可能性が示唆された.

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