5F-07
手書きの署名を入力リズムの違いで本人判定できる可能性の評価
○松本憲幸,杉森眞二,浮川初子,浮川和宣(MetaMoJi)
タブレット上に手書きの署名を入力するリズムを、全体波形および部分波形化して多段階で比較採点することで、本人の署名と他人の模倣署名を判別できる可能性の評価を行った。単純な全体波形の比較では、文字構成によっては他人の攻撃を受けやすく他人の攻撃得点が上がり、ペンの非接触部分の内挿処理は誤差を拡大し本人の得点を下げる場合があるなどの原因で、高々50%程度が本人判別可能であった。一方、部分波形を併用することで運筆の個人差を吸収しながら高い精度での比較が可能となり90%程度の本人署名が判別された。

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