5E-01
秘密分散法を用いた情報秘匿システムの開発
○出木原裕順(広島修道大)
近年,情報セキュリティが重要視されているにもかかわらず人為的ミスによる情報漏洩が後を絶たない.本研究では,生体情報やライフログなどの個人情報やプライバシー情報を収集するセンサーネットワークのために,情報をシステムにデータとして入力してから出力されるまでのすべての工程を秘密分散法を用いて情報を秘匿する情報秘匿システムの開発を目的としている。提案法では,情報システムの中のほぼすべての工程で情報が秘密分散法に基づいて分散処理されるため,万が一どこかの工程でデータの一部が漏洩したとしても情報を復元することが困難であることから,情報が完全に秘匿される完全型情報秘匿システムとしての運用が期待できる.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会