情報処理学会 第81回全国大会講演要旨
5D-07
記号と信号処理の相互作用フレームワークの構築に向けて- GTTMの大域的情報を考慮した音響信号の文節の最適化 -
本論文では，記号処理と信号処理の相互作用フレームワークの構築に向けて，Generative Theory of Tonal Music（GTTM）の大域的構造を考慮した，スペクトログラムの分割位置を調節する枠組みを提案する．
従来のGTTMを音楽のスペクトログラムに適用する試みでは，スペクトログラムをビートで分割し，そのセグメント毎に特徴量を抽出し，階層的クラスタリングを行うことによってタイムスパン・セグメンテーションを生成した．
しかし，スペクトログラムの分割する位置によってそのセグメントが持つ特徴量の値が変化するが，スペクトログラムの分割の段階まで戻って修正する枠組みが無かった．
本論文ではスペクトログラムを分割する段階にGTTMの大域的な構造をフィードバックすることで適切な分割位置を獲得する枠組みを提案し，その有用性を検証する．
従来のGTTMを音楽のスペクトログラムに適用する試みでは，スペクトログラムをビートで分割し，そのセグメント毎に特徴量を抽出し，階層的クラスタリングを行うことによってタイムスパン・セグメンテーションを生成した．
しかし，スペクトログラムの分割する位置によってそのセグメントが持つ特徴量の値が変化するが，スペクトログラムの分割の段階まで戻って修正する枠組みが無かった．
本論文ではスペクトログラムを分割する段階にGTTMの大域的な構造をフィードバックすることで適切な分割位置を獲得する枠組みを提案し，その有用性を検証する．
