5D-06
周波数基底チューニングに基づく演奏詳細解析に向けたスコアフォローイング
○保利武志,中村和幸,嵯峨山茂樹(明大)
本研究では、楽譜情報に基づきモノラル音楽音響信号から音楽特徴量(音高、詳細オンセット時刻、音量、音長)を詳細に推定するための手法について述べる。音楽音響信号からの多重音分離は、演奏解析としてだけではなく自動演奏や音楽情報探索などにおいても極めて重要な要素技術であり、従来音楽スペクトログラムの生成モデルに基づく逆問題として定式化されることが多かったが、本研究では楽譜を既知とすることで、楽譜情報を事前知識としてボトムアップ的に高時間分解能な演奏特徴量の高精度な推定を実現する。本稿ではその中でも特に音楽音響信号と楽譜情報とのタイムアライメント手法に焦点をあて比較検討する。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会