5D-03
顔画像を用いた気持に寄り添う対話のための感情状態推定手法
○加藤孝浩,石田和生(NECソリューションイノベータ)
従来の対話システムは,一問一答形式の命令実行型を前提に設計されており,決まった受け答えしかできない単純な音声入力の手段となっている.
AIスピーカーといった誰でも手軽に対話することを目的としたシステムでも同様で,対話相手の状態に配慮し気持に寄り添い,否定的な感情の抑制や解消,肯定的な感情の継続を促進することで,高齢化を迎える日本社会において,ICTの先進的な知識を持たない人でも,様々なサービスを享受できることを目的とした,高度な対話システムの実現を目指している.
このようなシステムに必要な技術要素として,非言語情報である顔の画像から表情を検出し,その組み合わせから感情状態を推定する手法を紹介する.

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