5D-02
対話システムにおける感情状態推定の活用と有用性
○石田和生,加藤孝浩(NECソリューションイノベータ)
従来の対話システムは一問一答形式の命令実行型を前提に設計されたものが多く、近年一般家庭での利用が広まっているAIスピーカーも、基本的には同様の枠組みで動いていることが多い。しかし、ICTに不慣れな利用者や操作目的が明確になっていない利用者との対話においては、一連の会話の流れの中で最終目的が明確になっていくケースが多く、そのような流れの中では言葉には現れない利用者の意図が重要になることも多い。そこで本発表では、そのような非言語情報のひとつである利用者の感情状態に着目し、感情状態が対話に対して与えうる影響と有用性について紹介する。また、感情状態推定機能を含んだ対話システムの全体構成についても説明する。

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