5A-04
容量仮想化機能を備えるフラッシュドライブを活用した高性能重複排除処理方式
○達見良介,吉原朋宏,杉本定宏(日立)
近年、オールフラッシュアレイ(AFA)市場が拡大している。AFAの多くは、重複排除機能を備えており、ライトデータ毎に新しい格納先アドレスを動的に割り当てる。そのため、空き領域不足時に、ガベージコレクションが必要になり、ライト性能が低下する。本研究では、空き容量によらず高性能な重複排除方式を提案する。容量仮想化機能をもつフラッシュドライブは物理容量よりも広いデータ格納先アドレス空間を提供する。これを用いて、ストレージコントローラはデータ毎の格納先アドレスを固定したまま、フラッシュドライブ内の重複データの物理容量削減を指示することで、重複排除を実現する。これにより、ガベージコレクションによる性能低下が抑止される。

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