4ZH-01
養殖漁業の生産量安定化を目的とした稚魚数計数システムに関する一検討
○横田 蓮,藤橋卓也,遠藤慶一,黒田久泰,小林真也(愛媛大)
日本における漁獲量が年々減少していく中,安定した供給を可能とする養殖漁業は重要な産業として注目されている.通常,養殖漁業では陸上水槽で稚魚をある程度の大きさまで育てた後,成長した稚魚を生簀に移す.このとき,陸上水槽内に存在する稚魚数を把握することで適切な給餌量の設定,生簀へ移した後の正確な出荷管理を可能とし,養殖漁業における安定化につながる.現状では,漁業従事者の経験と勘によって稚魚数が推定されているが,陸上水槽内の稚魚数が膨大であるため,稚魚数を正確に把握することは困難である.本研究では,養殖漁業における安定化・効率化の支援を目指し,稚魚数を推定するシステムを,水中カメラと画像処理技術を用いて構築する.

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