4ZG-06
災害時利用も考慮した歩行者移動支援システムの試作
○飯野 史,阿部昭博,市川 尚,富澤浩樹(岩手県大)
2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、国土交通省が中心となって全国の都市部や観光地で歩行者移動支援システムに対する取り組みが活発に行われ、移動制約者に対する意識が高まりつつある。一方で、東日本大震災以降、災害時における避難行動の支援の必要性が指摘されており、平常時以上にアクセシビリティの確保が求められる。本研究では、既存の歩行者移動支援システムの調査を通じて、支援システムのアクセシビリティに関する課題を整理したうえで、アクセシビリティ確保を念頭においた設計方針を定めた。本稿では、災害時の利用も想定して試作したシステムの機能概要と車椅子利用者等による評価結果について報告する。

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