4ZG-01
プライバシーを考慮した要援護者を含む鉄道乗客者向け、共助喚起システムの提案
○濱本英寿,塚田晃司(和歌山大)
津波による自然災害が想定される沿岸地域の列車の中では、災害時に一刻も早く避難しなければならないが、要援護者が列車の中にいた場合に、避難に時間がかかってしまう問題がある。
限られた数の乗務員による誘導で、要援護者に配慮しながら迅速な避難を行うには、乗客の状態の把握が大切であり、要援護者の周囲にいる人々も協力しなければならない。
災害時に備え、乗客にハンディキャップがある場合に、プライバシーを考慮した上で、事前に個人の身体状態を申告でき、避難時にはその適切な情報を提示することで、周りの人々に注意喚起し、列車全体で共助の精神の元、避難が出来るシステムを提案する。

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