4ZE-07
方言を考慮した音声言語情報に基づく高齢者認知症傾向の検出
○梅澤舞菜,入部百合絵(愛知県大),北岡教英(徳島大)
近年, 日本では高齢化社会が急速に進んでおり,高齢者の約4人に1人が認知症または予備軍と言われている. 今後高齢化社会が進むことで認知症者数も増加していくと考えられる. 現行の認知症検査は画像診断や生理的検査があるが,それらは精神的・肉体的負担が大きい.そこで,本研究では対話音声に注目し,フォルマント周波数,無音区間,パワー,ピッチといった「音響的特徴」や,代名詞割合,フィラー割合,連体詞や動詞などの各品詞割合といった「言語的特徴」を分析する.特に,方言の違いが音声言語情報に現れる可能性があるため,名古屋と徳島県に住む高齢者の音声を対象とし,方言による違いを考慮した認知症傾向の検出方法を検討する.

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