4V-08
中咽頭部収録音とLSTM-CTCを用いた咀嚼回数の自動推定
○阿部太樹(静岡大),齊藤隆仁,池田大造(NTTドコモ),峰野博史,西村雅史(静岡大)
健康維持の観点から,咀嚼から嚥下に至る一連の食事行動を,中咽頭付近で収録した音情報を用いて簡便かつ詳細にモニタリングできるシステムの検討を行っている.今回特に咀嚼音に着目し,その回数の自動推定方法について検討した.通常のDNNを用いる場合,学習データに対して正確な時間情報ラベルが必要となるが,ここではConnectionist Temporal Classification(CTC)を損失関数とするLSTMを用いることで,時間情報ラベルのないデータで学習を行う.実験の結果,限られた量の時間情報ラベル付きデータで学習されたLSTMと比較して,咀嚼回数の推定精度が改善される見通しを得た.

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