4T-03
非和声音を考慮した楽譜データ和声解析
○井村海斗,Christoph M. Wilk,嵯峨山茂樹,中村和幸(明大)
和声は西洋音楽における重要な要素であり、和声解析の達成は自動採譜、自動作曲において重要な役割を担っている。しかし、隠れマルコフモデルなどを用いた現状の和声解析システムは考慮できることが多くなく、精度の限界を迎えている。そこで、本研究では和声解析において理解が困難だった非和声音に着目し、その確率モデル化を考えた。そして、導き出した確率モデルを用いて、和声解析を行なった。解析には、ダイナミックプログラミング手法を用い、調や機能和声なども考慮できるよう計算の効率化も図っている。そして、従来の和声解析モデルより、解析精度の向上を目指した。

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