4S-04
農作物の潅水制御最適化に向けた強化学習手法の検討
○難波脩人,辻 順平,能登正人(神奈川大)
近年,センサやIoT技術を農業に生かしたスマート農業が注目されている.特に従来経験と勘によって行われていた農作業を,教師あり学習によって再現する研究が行われている.一方,教師データの収集には熟練農家の知見が大きく影響し,こうした知見が真の最適解かどうかの判断は難しい.熟練農家の経験と勘に依存しない学習手法として,環境から与えられる報酬に基づいて学習を実行する強化学習があげられる.一方,植物の自動栽培に強化学習を活用する事例は少なく,その有効性は十分明らかになっていない.本研究では植物の自動栽培に強化学習を適用するための準備として,簡易的なQ学習手法に基づくコマツナの栽培を実践し,その有効性や課題を検討する.

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