4Q-03
語の結束度と感情を考慮したオンライン小説の段落分割手法の提案
○伊藤志暢,松村 敦,宇陀則彦(筑波大)
オンライン小説の長さは様々であり,中には100万文字を超える長さの小説も少なくない.このような長大な小説の中には,章分けがなされていないものも多く,限られた時間で読む時には,どこまで読むべきか判断に困ることがある.そこで本研究では,オンライン小説を複数回に分けて読むために適切な単位に区切る手法を提案する.本手法では,名詞の隣接関係によって文章間の結束度を求め話の区切りを判定する.さらに,文章の感情表現を分類語彙表によって拡張を行った上で,感情による結束度を求め、区切りを判定する.本稿では,本手法で区切ったオンライン小説を利用し,区切りと感情分類の適切さをユーザ実験により評価した結果を報告する.

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