4P-07
ネットワークフローを用いた実時間避難シミュレーション
○姫野湧太,徳永潤平,榎原博之(関西大)
近年、避難シミュレーションに関する研究は様々な分野に注目されている。地震などの大規模な災害は建造物の崩壊や道路の陥落により避難経路の状況が変化するおそれがあるため、災害後に避難シミュレーションを行い、状況の変化に適応させた避難計画を提供することが非常に重要である。そこで、本研究では避難シミュレーションの分野で既に知られている時間拡大ネットワークを基にした高速な避難計画を導出する手法を提案する。
本手法を実在する地域を対象に適用し、従来手法との比較を行い、本手法が計算コストを抑えた上で効率の良い避難計画を導き得ることを示す。