4P-06
動的な変更を伴う海上物流計画に対する多重Ambient Calculusを用いたモデル検査手法
○寺尾 侑,加藤 暢(近畿大)
海上コンテナ輸送では,気象状況など様々な要因を想定し,輸送航路や輸送に用いる船舶は中継港に到着時点で動的に決定される.我々は動的な物流計画のモデル化に特化した形式言語である,多重Ambient Calculus(MAC)を用いたモデル検査に関する研究を進めている.本稿では,個々のコンテナに対して動的に設定される輸送計画をMACでモデル化する手法を提案する.これは,動的に与えられる輸送計画を元に,多数のコンテナを全く同じ経路を辿るコンテナ群にグループ化するものである.これにより,モデル検査で一般的に問題と成る状態空間爆発を回避しつつ,より正確な検査が可能となる.

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