4P-03
ビットコインのマイニング競争におけるプール形成に関する考察
○丹羽 庸,萩原信吾(富山高専)
新しい電子通貨のひとつとして、ビットコインが注目を集めている。ビットコインの最大の特徴は、P2P 型のネットワークであり、ネットワークに特定の管理者が存在しないという点である。近年、ビットコインの新規発行手段であるマイニングがいくつかの集団(プール)によって寡占されていると指摘されている。計算能力のあるユーザーに権力を与える仕組みをとっているビットコインにおいて、特定の存在が高い計算能力を保持している現在の状況は、ネットワークが攻撃される可能性がある状態といえる。そこで本研究では、プールが形成される理由を分析し、プールの形成を阻止するプロトコルを提言する。

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