4N-03
ペルソナプロトタイピングをGDTA: Goal Directed Task Analysis モデリングに追加拡張することによるデザイン思考要求獲得手法の提案
○小野祐央,高橋宏季,位野木万里(工学院大)
多様化するユーザの要求に応えるため,デザイン思考に基づく要求獲得手法が注目されており,ソフトウェア工学分野では,人間の状況認知に着目したGDTA: Goal Directed Task Analysis手法がある.著者らが実際の技術者が作成したGDTAモデルを分析したところ,抽出された要求の対象ユーザがあいまいである問題に直面した.対象ユーザを明らかにするため,GDTAモデルの構築前に,ユーザ間の関係を可視化し,関係者間で共有するペルソナプロトタイピングの導入を提案する.本稿では,GDTAモデリングにペルソナプロトタイピングを拡張した要求獲得手法を具体事例に適用した結果について報告する.

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