4M-08
センサデバイスの自己適応による効率的なデータ送信手法の提案
○星野隆太,岸 知二(早大)
近年のIoT市場の拡大に伴い,IoTデバイスのセキュリティ問題は重要な課題の一つとして挙げられている.そのためセキュリティを考慮したプロトコルであるTLSが注目されている.TLSでは証明書の交換を頻繁に行うとセキュリティは高まるが,逆にデータ量の負荷が増えるというトレードオフの問題がある.資源の乏しいIoTデバイスでは,特にこの問題を解決する必要がある.本研究では,IoTデバイスに自己適応機能を付加することによる,効率的なデータ送信の手法を提案する.具体的には,デバイスが取得するセンサデータの変化値をもとに,状況に応じたバリエーションを選択することで,セキュリティレベルとデータ量の制約を両立する.

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