4M-05
ROS2通信機構の最適化に向けたIPCフレームワークの比較評価
○森田 錬,松原克弥,鈴木昭二(はこだて未来大)
ロボットやドローンなどのシステム開発基盤として,ROSの採用が進んでいる.ROSでは,複数ノードのグラフ構造によるプログラミングモデルを採用しており,ノード間通信の実装がシステム性能に与える影響が大きい.ROSの次世代版として開発が進んでいるROS2では,システムの目的に合わせてノード間通信機能の実装を選択できる機構を持つ.しかし,通信先ノードを明示的に指定しないPub/Sub通信モデルを基とするROS2通信機構は,複数マシン間のノードによるネットワーク通信に最適化された実装が多い.本稿では,ROS2システムにおける同一マシン内のノード間通信を最適化することを目的として,最近のLinuxにおいて利用可能なIPCフレームワークの比較評価を行う.

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