2ZE-05
重心移動訓練における苦手方向の可視化表現に関する一検討
○熊谷悠太,松田浩一(岩手県大)
本研究では,通所リハビリにおいて行われている重心移動訓練において,利用者が苦手とする方向の可視化方法の提案を行う.提案手法では,重心移動の軌跡の密度に着目し,軌跡をヒートマップに変換する.軌跡の密度は,利用者が苦手とする方向で高くなる傾向があるため,密度をヒートマップにすることにより,全体における軌跡の密度の高低が一覧できるようになる.また,密度をレーダーチャート表示することにより,数値的に苦手な方向を比較することを可能とした.理学療法士による可視化表現の評価から,理学療法士が感じている,利用者が苦手としている方向が客観的に確認可能であることが確認された.

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