2ZE-02
ドップラーセンサと機械学習による人物転倒検出手法の開発
○吉野春香,橋本浩二,ワシリー モシニャガ(福岡大)
独居高齢者が居室内で転倒するのを速やかに検出し、早急にケアを行うことは、生命の安全の確保と後遺症予防の観点から非常に重要である。既存の転倒検出システムは、デバイスを身体に装着したり、監視カメラによる心理的負担等が問題となる。
我々は、安価な10GHz帯ドップラーセンサ1個のみを用いた、室内での人物の転倒を検出する手法を提案する。本手法では、ドップラーセンサで人体の動きを常時モニタリングし、センサからの信号をスペクトグラム化したデータを用いる。人体の様々な動きデータのなかから、危険な「転倒」動作を識別する分類器を機械学習(CNN)手法によって構成する。本発表では、本手法と実験結果を報告する。

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