2ZD-09
動的シーンにおける鏡面反射成分・拡散反射成分・大域成分の分離
○新坂祐人,岡部孝弘(九工大),天野敏之(和歌山大)
本稿では,プロジェクタ-カメラシステムにより,動的シーンにおいて鏡面反射成分・拡散反射成分・大域成分を分離する手法を提案する.静的シーンでは,高周波パターン光の投影による直接・大域成分の分離,および,偏光を用いた鏡面反射成分・拡散反射成分の分離が可能である.ところが,これらを動的シーンに適用するには,照明の空間的パターンと偏光状態の両方を高速に切り替える必要がある.そこで提案手法では,DLPプロジェクタのカラーホイールを直線偏光板で置き換えた偏光プロジェクタと高速度カメラを用いて撮影した画像に基づいて,動的シーンにおける成分分離を実現する.試作機を用いた実験を行い,提案手法の有効性を示す.

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