2ZD-07
ライトフィールドカメラを用いた物体の全周3次元形状と反射特性の逐次推定
○米谷柚香,小池崇文(法大)
ライトフィールド(LF)カメラを用いて,物体の全周3次元形状と反射特性を推定する手法を検討する.
LFカメラは一度の撮影で得られたLF画像から,光線群や視点がわずかずつ異なる画像(SI)を複数枚取得できる.そのため,少ない撮影回数から物体表面や反射光を密に取得できる.
本研究では物体全周を写すように多方向から撮影したLF画像群を用いる.
まず,線形SfM (Johannsenら,2015) を各LF画像に適用し,1ショットごとの部分3次元形状を推定する.部分形状を統合して,全周形状と各点の法線を推定する.
その後全周形状と光線群から,画素値が常に明るい点を探索して光源の推定を行う.得られた全周形状・法線・光源・光線群を反射モデルの式に当てはめ,反射特性を推定する.

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